皆のもの、こんにちはじゃ！

上杉謙信である。

越後上越の夏の大戦、謙信公祭が先日の２４、２５日の二日間盛大に執り行われ、数多くのお客人達が見物、または戦に参戦しに参られ、我が春日山城下は大変賑わっておった！

誠に嬉しきことじゃ。

今年で９４回目を迎えたこの謙信公祭。

長き歴史を経て今日の姿がある訳じゃが、今年はその歴史の中で初めてという出来事があった。

出陣行列を観たものならばお分かりであろう。

そうじゃ！

今年は女性が謙信公、儂の役を演じられたのじゃ！

儂が言うのもなんじゃが、女謙信公、誠に素晴らしかったぞ。

うむ、儂が女性になったらあんな風に清々しく凛凛しい感じになるんじゃな・・。

儂もイメチェンいたそうかの？

令和という新たな時代に移り変わって初めての謙信公祭。

初めて女性が儂の役を演じた此度の謙信公祭。

更に初めて、と言えば。

我ら武将隊の演武ステージにては、上州真田武将隊の皆々が初参陣であったし、我ら上杉軍も謙信公祭開催中にて初めて春日山神社で演武の披露が出来た。

まさに初めて尽くしの謙信公祭じゃったな。

我が戦国以来数百年ぶりに現世に戻り、８年という歳月をおもてなしの戦に命をかけて戦い続けた結果、こんな素晴らしい戦に立ち会うことが出来るようになったんであろうな。

ありがたいことじゃ。

さて、いつまでも余韻には浸っておられぬ。

城下は既に平素の姿に戻っておることじゃし、儂もこの先に待ち構えたるおもてなしに備えねば。

春日山神社も。

合戦劇がおこなわれた史跡広場も元通りじゃ。

では皆のもの、また会おうぞ。

上杉謙信、いざ新たな戦に出陣である！