皆の者、日々の勤め誠に大義！

我は上杉謙信である。

間も無く、1月21日じゃのう。

この日は何の日かわかるかのう？

そうじゃ。

儂の生誕記念日、つまり誕生日である。

戦国時代にこの世に生を受け、今年の生誕記念日で数えれば487年。

随分と時代が流れた。

儂が産まれた戦国時代から豊臣秀吉殿が治めた時代、徳川家康殿が天下を平定した時代、日の本が異国によって開国し、文明開化を迎えた時代。

このような様々な出来事があったこの日の本の歴史。

そんな幾星霜の年月を経て、再び我らが現世に舞い戻り、この時代にて新たな「おもてなし」という戦をするに至っておる。

あと13年先には儂も500年という節目を迎えるわけじゃが、その年月が積み重ねてきた歴史の重みを感じずにはおれぬのう。

はぁ。

…重いわけじゃ。

流石に重すぎて肩が凝りそうじゃな。

それはともかく、そう考えれば一年などあっという間じゃ。

ぼやぼやしておれぬぞ！

そうと決まれば生誕記念日に向けてしかと気を引き締めて戦の準備じゃ！

皆も一年に一度の祝祭を大切に致そうぞ！

その年の生誕記念日は一生に一度きりじゃ。

さあ、皆の者。

我と共に新たな戦にいざ出陣じゃ。