更新日:2016年12月02日
皆の者、こんにちはじゃ。 上杉謙信である。
いよいよ暦は12月。 今年もあと一ヶ月となったわけじゃな。
今頃年越しの準備に追われておるものもいることじゃろうな。
年賀状はどんな絵柄にしようか? とか、お餅はどれくらい食べようか? とか、どんなお雑煮食べようか? とかどんな味のお餅食べようか? とか…。
おや、餅の話になってしもうた。
ところで、この時期のお餅と言えば毎年恒例「川渡り餅」!
皆は食べたかの?
11月30日と12月1日の二日間だけの限定販売の餡ころ餅である。
儂の武録にて毎年紹介しておるが、まだ知らぬ〜! という方に改めてこの謙信がお教えいたそう。
まず、この川渡り餅の発売日である12月1日の事を、乙子の朔日(おとごのついたち)と呼ぶんじゃが、乙子(おとご)は「末子」という意味があり、陰暦の12月の事。 そして朔日は「1日」の事ゆえ、よって12月1日は「乙子の朔日と言うんじゃ。
そして、この乙子の朔日に食べる「餅の名」の由来も色々あるようでのう。
小豆を食べないうちに橋を渡ると祟りがあるから川を渡る際に餡ころ餅を食べるとか、これを食べると河童に悪戯されず、川でおぼれないとも言われておるようなのじゃ。
という各地の逸話からも分かる通り、この日は水神を祭る風習が全国的に残されているらしく、餅やだんごを川へ投げ入れたり食す事で水難を免れるという理由から、この川渡り餅を食べるという文化が出来たという事じゃ。
ちなみに儂ら越後上越では、「鞭声粛々〜」の川中島の戦いの折に、兵達に餅を振る舞い川を渡らせて戦へと向かったという故事と、水難から逃れられるという話を掛け合わせてこの日に食べるんじゃよ。
さあて、これで来年の川渡り餅はばっちりじゃな。
是非食べてみてくれい。
それでは皆の者、また会おうぞ!
カテゴリ:上杉謙信 / 更新日:2016年12月02日 / 投稿者:謙信
1件のコメントがあります。
お館様、武将隊DAY二日間お疲れ様でした!
二日ともゲストがあり、見応えありましたよ。(^-^)
川渡餅はどちら派ですか?
私はこし餡派です。でも買うのは両方入っているのを買って、味比べしています。
今年あと1か月となりましたが、仕事納めまで突っ走って下さいませ!