更新日:2016年04月21日
皆の者、こんにちはである。
上杉謙信じゃ!
皆は「御衣黄桜」という緑色の桜を知っておるか?
数は少ないが、日の本各地で見られるらしいこの緑の桜が、春日山神社境内にあるのじゃが、この御衣黄桜がいよいよ咲きだしたのじゃ。
例年であれば4月下旬頃、黄金週間に差し掛かろうかという時分に咲き出すのじゃが、やはり今年は季節の過ぎ行くのが早いようじゃな。
この御衣黄、かつて京都の仁和寺で栽培されていたのが始まりとか言われておるようじゃ。
その花の色味が公家の装束などに見られる萌黄色に近い事から、浅葱桜や黄桜とも呼ばれるそうな。
春日山城内に、かつて儂の生まれ育ったお屋敷があり、そこには鬱金畑というところがあったそうじゃが、その鬱金よりもそっと緑掛かった感じの花を咲かせるのが、御衣黄である。
儂もこの色は好きじゃな。
うーむ。
今年はぼやぼやしておると、あっという間に季節に置いていかれそうじゃな。
さあて、ここは緩みかけた褌の紐を今一度締め直すとしよう!
今週末にはいよいよ新たな演武も披露いたす事になるであろうしな。
しからば皆の者、我と共にいざ出陣じゃ!
カテゴリ:上杉謙信 / 更新日:2016年04月21日 / 投稿者:謙信
1件のコメントがあります。
存じておりますよ、殿。
と言うか、地元の神社にも樹が植えてあって 毎年観れまする。
「黄咲き桜(黄色の花を咲かせる桜)」って、この他に 「ウコンザクラ」と言う種もござりまするよ。
「ウコン」と言うと… 陶器や文書を害虫から守るために生姜の仲間のウコンの根で染めた布を使いますが、黄色の服さや黄門様が着てる黄色の半纏?羽織? …も黄色いですけれど、ウコンと言うのは洋名でターメリックと言い、カレー粉の黄色に色付けするスパイスとして知られてます。
要はカレー粉なんですが、ウコンの様な黄色く(実際には黄緑です)花を咲かせると言う事で、ウコンザクラとギョイコウザクラは「黄咲き桜」と呼ばれてる所以なんですねぇ。
ギョイコウザクラもそうですが、ソメイヨシノも 咲いた直後は花の中心部は緑色なんですが、満開を過ぎ 散る間際になってくると 赤くなって来ます。
よくこの季節に、この終末までに雨風で花を散らさないか心配で…って、よくメディアの方が言いますが
緑のウチは大丈夫で、よっぽどでなければ散りません。
コレが、花の中央部が赤くなっていると 散るサインなので、注意して見ないとです。
で、ギョイコウザクラに戻すと こいつも花弁の中央部と言うか葉脈みたいな感じで赤くなるんですよ。
ま、原理はよく知りませんが、紅葉みたいなモンかもしれませんね。
そして、八重桜の仲間と言うことで、 ボタって華ごと落ちます。
鳥屋野潟公園にも八重桜が沢山植えてあるエリアが有りますが、風が吹くと 凄い綺麗です。