皆のもの、よくぞ参られた。

10月に入り連戦が続いておる、秋の越後上越であるが、皆の戦は如何であるか？

儂は先だって川中島の戦いにて上杉軍所縁の飯山城にて執り行われた、「飯山城築城450年祭」に出陣して参った。

この飯山城は、儂が第五次川中島の合戦後に築城に携わってより、今年で450年の節目の記念すべき年なのである。

更にこの地には、我が上杉軍の武勇優れし誉れの武将、「小島弥太郎(貞興)」の逸話が残っており、小島弥太郎の墓もあるそうじゃ。

と言うことで、戦国時代以来の久し振りの飯山城へ赴いた訳であるが・・・。

なんと！

彼奴も来ておった！！

なんと。

我が宿敵・・・

武田信玄率いる、風林火山甲斐の虎武将隊も参陣しておったのじゃ！

むむう。

ここで会ったが100年・・・いや450年目！

あ、謙信公祭でも会ってるから、1ヶ月半目か！？

・・もういいわい。

と言うことで、上杉軍武田軍揃っての飯山城でのおもてなしである。

皆と一緒に行列致し、士気を鼓舞しては勝鬨を挙げ、戦にても参陣致した皆々を精一杯応援し、ついでに信玄も応援して、祭を盛り上げて参った！

まことに温かく楽しき戦であった！！

が・・・

信玄よ！！

何故じゃ！？

儂等の戦は未だ決着がついておらぬと言うのに。

何故此度も儂よりも先に天に向かおうと致す？

生涯通して儂の最高にして最大の宿敵である「武田信玄」との平成の世にての最後の戦が、まさかこの第五次川中島合戦にて縁のある、飯山城にて致す事になるとは・・

これも天のいたずらか？

我等の定めなのかのう？

信玄達、風林火山甲斐の虎武将隊の一同よ。

来世でもまた良き宿敵として、戦場にて会おう。

我等もこの命が天に帰るまで、大義の戦を戦い抜いてみせようぞ！

と言うことで、上杉軍この三連休の大戦を戦い抜くぞよ〜！！

いざ上杉謙信、義の戦へ出陣である！！