皆の者、謙信じゃ。

今日の本のあちこちから桜の開花宣言が儂の元にも聞き伝わって参っておるが、我が春日山城周辺の桜もいよいよ蕾が膨らみ始めてきたようである。

それに、儂が暫く本陣を離れておる間に、馬上像脇にも桜の苗木が植えられておった。

こりゃこれから毎年、春の季節が待ち遠しくなるのう。

よし、宴の準備じゃ！

そして。

4月以降、「春日山城」で皆と桜の下で再開できる事を我等は楽しみにしておるぞ！

さて、それでは改めて一年間をふり帰って参ろうか。

前回は大阪攻めであったな。

されば次は我が生涯において歴史的快挙となった戦、「元祖武田赤備え祭り」であろう。

謙信が信玄の国へ参る・・・

儂、行っても良いの？

そんな想いが最初はあったが、甲斐の国の者達の温かい「おもてなし」に心を打たれ、とどめに御客人からのお言葉に、

「甲斐の国の住人ですが、武田軍と同じくらい上杉の事好きですよ」

儂は誠に感激したぞよ〜。

信玄にも仲直りの誕生日「ぷれぜんと」を贈り届けたし。

そして、日の本で活躍しておる多くの武将達との共闘。

多くの思い出が詰まった戦となった、まさに生涯忘れ難き一日であった。

皆は如何であったかのう？

さて、それでは続きは次回じゃ。

皆の者またのう！