「やぁ〜っ！」
「やぁ〜っ！」
「やぁ〜っ！」

「青い空、繋がる空は、大きくて、心うきうき、春を感じて…」

大きな大きな声で、元気な笑顔をお届けいたします(のつもりで…)、まだまだやります(す、すみませぬ…)「花咲か十さん」の奮闘記！？足軽「組頭」十吾郎ですっ！

みなみなさま、おはようござりまする…。弥生３月、「啓蟄」です。

我らが越後は上越、まさに「冬」の週末(帰陣した夜も…)から一転、昨日は、ありがた〜い青春いっぱいの青い空に…。気温は上がらずとも陽射しがあり、「♪も〜いくつ寝〜る〜と〜」で、きっと来る、必ず来まする「春」を感じる気の早さ…。

と言うことで…。

……………

白鳥３号『お〜い、十吾郎〜くしゃみをするなっ！鴨たちが驚いて飛び立ったではないか〜』

十吾郎「………。」
(す、すみません、ちょっと喉の調子が〜！と言うか、誰が喋っているの〜っ！？)

白鳥『久しぶりだの〜』

十「………。」
(あれ〜っ！？)

白鳥『いゃ〜この冬も上越にはたいへんお世話になったぞっ！雪深い地でも、日本海の近くは積雪は少なく、ここ朝日池をはじめ、ため池や川、田んぼなどの寝ぐらや餌場が多くて過ごしやすいっ！我らは、たまたま満腹で羽休めに戻って来たが、見に来るには遅すぎるっ！豊富な餌場に旅立つ朝一番に見に来いっ！まったく、おぬしは二度寝しているから〜』

十「………。」
(あっ！『♪こぉ〜っ、こぉ〜っ』…この声は〜)

白鳥『まったく…。遊び過ぎか〜っ！？』

十「………。」
(あ〜う〜何だかまた色々言われておりまするが…)

・

白鳥『それにしても、おぬしは腕がないの〜っ！しっかり撮れっ！全国的にも珍しい希少種、ハクガンが３０羽以上も舞い降りて来る瞬間を写真に納められず…。遠方からバードウォッチング〜に来てくださった方々に望遠鏡などで見せてもらったのに、何が「あ、アヒルだっ！」だと〜』

十「………。」
(だ、だって〜)

白鳥『まったく見る目がないっ！さらには、こちらも珍しい雁の仲間、オオヒシクイをはじめ、猛禽類のオジロワシまで羽を休めておったのに〜』

十「はっ！」
「いゃ〜オオヒシクイは久方ぶりでした〜」

・

白鳥『おっ、話せるではないかっ！』
『ならば、今回の「東京駅」はどうだった？「第８８回・高田城百万人観桜会」を始めとした観光ＰＲと物産展「桜ストリート」は、かなり盛り上がったようだが、何だ〜その「にたにた〜」した顔は〜っ！？』

十「………。」

白鳥『今回の「さくらキャンペーン大使」さまは、これが最後のお勤めだったようだっ！まさか、最後の最後に、おぬしと写真を撮るとはな〜』
『姫さま〜すみません、ご協力ありがとうございましたっ！』

十「………。」

・

白鳥『も〜よいっ！』
『早く奮闘記とやら聞かせてくれ〜！と、言いたいところだが、我らは再び食事の時間なので、今回の「桜ストリート」で出展された物産、美味しいもんの話しを頼む〜』

十「はっ！」
「まずは、越後上越は「米どころ」「酒どころ」と言うことで、地酒、日本酒ですっ！日ノ本各地に輩出している酒造りの羅針盤、越後杜氏、頸城杜氏さまによる、この時期ならではの「火入れ」していない「絞りたて無濾過生原酒」…」

十「さらに、毎秋開催の「越後・謙信ＳＡＫＥまつり」に勢揃いされる全蔵元の地酒「飲み比べ」を楽しめる小瓶のセット〜も…」

十「純米酒に漬け込んだ梅酒や、酒粕、酒粕入り甘味の金平糖も…。さらには、農家民宿さまによる、棚田で自ら作った米を醸した「どぶろく」ですっ！こっそり拙者も試飲させてもらいました…。うんまかった〜」

白鳥『何やら、我らの名が付いた地酒もあったようだが(もちろん、嬉しい〜)、おぬしと違って、我らは「酒」は飲めん！と言うことで、他のうんまぃもんも教えてくれ〜』

十「はっ！」
「かしこまりましたっ！と、言いたいところ、今度は拙者の時間切れですっ！続きは後日にお願いしま〜すっ！」

白鳥『………。』

十「あっ、お館様方は、再び明日はお江戸に、さらに大阪にと遠征が続きますっ！(お館様〜す、すみませぬ。此度は、この「花咲か十さん」はお仕え出来ませぬが〜)」

白鳥『おぬしが居ないと、お館様はかえって安心だよ〜』

十「………。」

……………

では、本日より、またご指導よろしくお願いいたします。

みなさま、お気を付けていってらっしゃいませ〜長々再び、十吾郎(礼)