武将隊ブログ

上杉軍記 毘の巻[10] ~武録でも漢詩じゃ~

更新日:2020年06月12日

皆のもの、こんにちはじゃ!

上杉謙信である。

ちと久しぶりになってしもうたが、武録を書き認めておる。

本日の越後は雨模様。

数日前まで暑いくらい晴れやかな日々であったんじゃが、いよいよ梅雨入りも近くなったようじゃな。

 

ところで、儂がYouTubeなる動画にて公開いたしておる「漢詩でござる!」は見てくださったか?

一回目二回目と儂に縁のものを紹介して参ったんじゃが、じつはもう一曲、儂に関連しとる詩が林泉寺の境内にある石碑に書かれておるんじゃ。

これじゃ。

 

春日山懐古と申す漢詩である。

この詩は江戸時代の頃に作者の方が、廃城となった春日山城を訪ねた時、謙信存命の往時を想いながら読んだものであるようじゃ。

以下が詩文じゃ。

 

 

春日山頭晩霞に鎖さる
かすがさんとう ばんかにとざさる

驊鰡嘶き罷んで鳴鴉有り
かりゅういななきやんで めいああり

憐れむ君が独り能州の月を賦して
あわれむきみがひとり のうしゅうのつきをふして

平安城外の 花を詠ぜざりしを
へいあんじょうがいの はなをえいぜざりしを

 

 

・・難しい読みばかりであるな。

しかし廃城となった物悲しい雰囲気と、謙信が戦や上洛の際にみたであろう情景が伝わって来る詩である。

む? よくわからんか。

ならばいずれ春日山城に赴いた時に詩の意味を教えてしんぜよう。

さて、本日はここまでじゃ。

 

新たな漢詩でござるの公開も楽しみにしておいてくれい。

では去らばじゃ!

カテゴリ:上杉武録,上杉謙信 / 更新日:2020年06月12日 / 投稿者:謙信

コメント

コメントはありません。

Comment Form

HOMEへ戻る このページのTOPへ