更新日:2021年02月28日
皆の衆、こんにちはじゃ。
上杉謙信である。
今日は2月の最後の日、いよいよ明日から3月である。
3月といえば。
3月3日の桃の節句。 そう、雛祭りじゃ。
雛人形を飾り、姫達の健やかなる成長を願うお祭りであるな。
我が上越にてもあちらこちらで雛飾りがみられ、実に華やかであるぞ。
画像は坂口記念館の雛人形達。
200体近い雛人形が見られるぞよ。
白酒片手に人形達を愛でる。
うーむ、優雅じゃのう。
しかしこの雛まつり、元は別の意味合いをもった行事であること知っておるか?
中国から日の本に伝わった「五節句」というものがあってのう
1月7日の「人日(じんじつ)の節句」
3月3日の「上巳(じょうし)の節句」
5月5日の「端午(たんご)節句」
7月7日の「七夕(しちせき)」
9月9日の「重陽(ちょうよう)の節句」
の五つでな。
この内の上巳の節句は、桃の花を飾ることから、「桃の節句」ともいわれるんじゃ。
節句の頃は邪気が寄ってくると言われており、この桃の節句の日に邪気を払うため、川で身を清めるという習慣があったそうじゃ。
だが日の本に伝わった際、人の代わりに人形に穢れを移し、川に流して穢れを落とす行事へと変化したんじゃ。
これが「流し雛」の始まりと言われ、江戸時代頃に今に伝わる姫達のお祭りの姿になっていったようじゃ。
当然、姉上様も祝われたであろうな。
どんな幼き姫であったのじゃろ?
我ら武将の生きた時代の雛まつり、 想像してみるのもまた面白きものよ。
さて、今日はここまで。
また明日からの戦に向けて、いざ出陣いたそうぞ。
ではさらばじゃ!
カテゴリ:上杉武録,上杉謙信 / 更新日:2021年02月28日 / 投稿者:謙信
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