武将隊ブログ

上杉絵巻第3章 「川中島の日に太刀を想う」

更新日:2016年09月10日

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皆の者、上杉謙信である。

本日9月10日は、儂と信玄が一騎打ちした日。 すなわち第四次川中島の合戦が行われた日じゃな。

信玄、元気に戦しとるかのう〜?

うむ、懐かしき思い出の日々よ。

さて、9月に入ってしばらく武録を書き記すことが出来んかった故、ちと間が空いてしもうたが、今日からまた日々の徒然など書きおこしていくとしよう。

そういえば、かつて儂や景勝が手にしていた太刀が現世では国宝となっておるのじゃな。

今は確か備前岡山に所有されておる方がおるそうじゃが。

その話は皆は既に聞き及んでおると思う。

「無名一文字 【号 山鳥毛】」

鎌倉時代に備前の国の刀工、福岡一文字派の手によって世に創り出された天下の名刀。

その太刀が越後上越へと戻って参るやもしれぬとの事。

ちなみに備前は「山城」「大和」「相州」「美濃」と並び、五箇伝言われ太刀や打刀の発祥地として有名であり、この山鳥毛の他に、一文字と聞いて思いつく謙信の刀といえば、「姫鶴一文字」などの名が出てくるが、備前の刀は名刀が誠に多いので儂は大好きなんじゃ。

刀をジーっと見ておると、その刀身に込められた様々な意匠に魅入られてしまう。

うっとりとしてしまう刃紋の神々しさ。 鋒(きっさき)に存在する抗うことが出来ぬような絶対的な存在感。 刀身全体が纏うひやりとする緊張感に、触れればその場で全て切れてしまいそうな感覚につい背筋が思わず伸びてしまい…

おっと。 いや、語りだしたらきりが無いので今日はここまで。 続きはまた次回にでも致そうか。

では皆の者、新たな義の戦へいざ出陣じゃ!

カテゴリ:上杉謙信 / 更新日:2016年09月10日 / 投稿者:謙信

コメント

1件のコメントがあります。

2016年9月22日 by 本田泰人 さん

9月21日に上越市埋蔵文化財センターに訪れた者です。
おもてなし武将の上杉謙信公に会えて嬉しかったです。
写真を一緒に撮れば良かったと後悔しております。
次回、写真撮影をよろしくお願いいたします。

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