皆の者、こんにちはじゃ。

儂は、かつて越後の国を治めた者で、春日山城主の上杉弾正少弼謙信である。

この2015年度も天命を受け、いま一度越後上越の為に戦場へと出陣致すこととなった。

そして、本日よりまた新たな戦へと立ち向かう我が生涯の記録を残すため、武録にて日々の徒然や、戦の陣触れなどを書きしたためて参ろうと思う。

これからも、宜しくお願い申し上げるぞ！

さて、本日の武録では、春日山城下にあるこの桜を皆にお見せしたい。

戦国時代、我が宿敵であった武田信玄の甲斐の国「山梨県」から我が国越後上越へとお譲りいただいたものじゃ。

「山高の神代桜」は樹齢およそ2千年ほどもある巨木で、その種から育てられたこの苗木が、今春日山城の麓ですくすく育っておる。

かつて戦場で激戦を繰り広げた我等であったが、こうして友好の桜が今甲斐と越後、上杉と武田をさらに結びつけていると思うと何か心があったかくなるのじゃ・・・。

春じゃのう〜

春の催しとして、我が国では日本三大夜桜として誉れ高い「高田城百万人観桜会」も絶賛開催中である故、様々な越後の桜を見にやって参るが良いぞ！

さあ皆の者、これからもこの謙信の義の心に触れ、良き戦を共に致そう。

されば、次回までさらばである。