武将隊ブログ

上杉絵巻第二章 「月」の巻

更新日:2015年09月15日

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皆の者こんにちはじゃ!

上杉謙信である

今日9月15日は、この上杉謙信が能登の国の城、七尾城を攻め落とした日じゃ。

その七尾城に今週末戦国時代以来初めて登城する事になったのじゃが、ちょっと緊張するのう〜。

なんとなく「あうぇ〜」な雰囲気にならんかのう〜?

長い時を経て、改めて友好の誓いを立てて、今後仲良く戦が出来ればいいのじゃが。

さて、という事で今日はこの七尾城にちなんだ我が詩を書き止めて参ろう。

過去何度か紹介しておるが、皆の者ちゃんと覚えておるかのう?

九月十三夜陣中作

作・上杉謙信

霜満軍営秋気清
数行過雁月三更
越山併得能州景
遮莫家郷憶遠征

霜は軍営に満ちて 秋気清し

数行の過雁 月三更
越山 併せ得たり能州の景

訳) 遮莫(さもあらばあれ) 家郷 遠征を憶う霜は軍営に満ちて、秋気が清清しい

雁がいくつかの列を成して飛んでいき、
月は真夜中の空に冴えわたる。

越中・越後に加えて、今は能登の景色まで目の前にしている。
家族が私のことを心配しているだろう、だが今はそんなことは考えずにいよう。

……と言う詩である。

この九月十三夜の月を「豆名月」または「栗名月」とも呼ぶそうであるが、ちなみに十五夜の月は「芋名月」と言うそうじゃ。

作物の収穫時期にちなんでの事であろうが、なかなか考えておるのう〜。 うむ、これぞ風流というものか?

さあて。

では皆の者、今週末の銀色週間を楽しむために、いざ義の戦へ出陣じゃ〜!

では、さらばじゃ!

カテゴリ:上杉謙信 / 更新日:2015年09月15日 / 投稿者:謙信

コメント

1件のコメントがあります。

2015年9月17日 by たかちんぱぱ さん

お館様、初能登のご出陣は準備万端でございましょうか!?
NHK連ドラネタもしっかり仕込んで世界一のパテシェ…ではなく、日ノ本一の武将振りを七尾城下に伝えて来て下さいませ。
多分冒頭は「アウェー感」ありありだと思いますが、演武が始まれば皆さん上杉ワールドに引き込まれての歓迎ムードになりますよ!!
では、400年振りの七尾城での詩を期待しております。

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