十「天の声さま〜」
「♪ほ〜ほけきょ！あっ、鶯(ウグイス)さんにござりまする〜！」

十「お館様¨謙信公が居城、春日山で拙者にとっての¨初鳴きを昨日¨確認し興奮しておりまする〜！若さからか¨ち〜と甲高い声に聞こえました。春先の初鳴きは大人もうまくいかないこともあるようです…。恋の季節、求婚、縄張り争い、時に威嚇…。何やら、我ら人間を見ているようですが、動植物の呼吸を身近に感じられる幸せ、感謝にござりまする〜」

十「ふるさと越後は新潟県上越市、時に暑っちぇ〜昨日までの初夏のような陽気が一転、今朝は冷たい雨、気温も上がらず冬逆戻りの寒〜い一日です。この時期にして雪が降った場所も…。春日山をはじめ一気に芽吹きを迎えた里山の萌える若葉色が¨冷たい雨や霰にうたれ、雪が舞い…。あ〜詩人になりまする〜」

天の声『………。』
『口軽足軽の詩人(しじん)は似合わないぞ〜！いかなる天候をも、光輝く朝焼けや日中から暗闇になる一瞬は夕刻の群青色の空も、第９１回高田城百万人観桜会を、世を忍ぶ¨私人(しじん)としても、もっともっと堪能して来い〜(笑)』

十「あ、あ〜(焦)」
「(追記)明日(火)と明後日(水)の夕刻は、高田城本丸御殿があったとされる地に建つ学舎、上越教育大学付属中学校の若君、姫君が、毎年恒例の観桜会おもてなしを行うとのこと…。今年は何やら甲冑を纏った雑兵さんも登場するようです〜」

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※春日山の麓、無料の企画展「謙信公と春日山城展」に合わせて４月１日日より始まった無料の甲冑体験「なりきり謙信公」絶賛開催中の我らが本陣、上越市埋蔵文化財センターは、明日(火)は臨時開館となり、観桜会の会場と春日山を結ぶ¨無料巡回鉄籠のシャトルバスは明日が最終日となりまする〜十吾郎(礼)