十「天の声さま〜」
「芸術の秋！いやいや、越後は¨芸術の夏！にござりまする〜」

十「日ノ本の原風景とされる棚田、里山を巡りながら芸術作品を体感する三年に一度の¨大地の芸術祭…。我らが上越のお隣、十日町や津南、妻有(つまり)地域で¨今月下旬から行われます。」

十「また、１９４５年前後の越後の暮らしを、お館様¨謙信公が居城¨春日山の南西は桑取谷に息づく小正月の民俗行事を撮り続けた作品集¨雪国¨で知られる写真家¨濱谷浩さま生誕百周年の記念展が¨長岡の新潟県立近代美術館にて開催中です。」

十「もちろん、撮影地であり数年間居を構えていた¨本家では、高田城址は高田公園に建つ上越市立総合博物館にて企画展¨絶賛開催中にござりまする…。いまも伝わる五穀豊穣を願う小正月行事には、地域の一躍を担うお子たちが主たるものも多く、また、盲目の旅芸人¨高田瞽女(ごぜ)さんの希少な写真も…。」

十「一方、障がいを持った方たちによる¨生のままの芸術を意味する¨アール・ブリュット展ｉｎ上越¨が今月末まで高田城下は¨ミュゼ雪小町にて開かれています…。画材も豊かに多様な作品に加え、制作過程を追った映像もありました。」

十「休戦日にいっぱい刺激を受けた足軽、広〜い上越を巡りながら大きな声でよさを発信し、動く芸術作品として元気に参りまする〜」

天の声『………。』
『その作品は、品が無いぞ〜(笑)』

十「あ、あ〜(焦)」

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※春日山の麓、雨を受けた白い秋桜を見つけました…。十吾郎(礼)