更新日:2020年07月20日
景勝である。
先月の「春日山城おもてなし演武」復活より早一カ月…
二回目となる七月のおもてなし演武が無事開催された。
例年本来であれば毎週末の春日山演武、もしくは外部出陣と、とにかく客人の前へ出陣している時期であるが…
現在は月一回という制限があり、その一回の重み、貴重さを実感する今年である。
さて、そんな最中、かなり直前の報せとなった武将隊「新たな顔」お披露目。
他の武将隊と比べてもあまり面々の様変わりしない上杉である故、皆も「いったい誰が入るのか!?」と様々に予測したことであろう。
そう、この景勝の母、「綾」が甦ったのである。
我が父、上田長尾家当主「長尾政景」に嫁ぎ、現在の南魚沼、坂戸城に入ったわけであるが、その父が亡き後に、「仙桃院」と号し、わしを連れ春日山城に戻ってきたという経緯がある。
そして謙信公亡き後も、この景勝と共に会津、米沢移封まで生涯に渡り、世が江戸となる時代まで上杉家を支えてきてくれたのだ。
あの時代にてなんと齢80を超えるまで生きられたというのだから、その心身は余程強かったに違いない…
わしは69にて世を去っておるからな…
しかし再び会える日が来ようとは…
わしがこの現世に甦って10年目。そして何故か母上は随分と若い器にて甦られたようだ。
今や肉体年齢は母子逆転しておるようにも見えるが…母は母である。
現世には不慣れな事も多くあろう。今度はわしが母上の支えとならねばな…!
これよりの我ら上杉おもてなし武将隊、久々に新たな風を巻き起こす!
しかと御覧じよ!
カテゴリ:上杉景勝,上杉武録 / 更新日:2020年07月20日 / 投稿者:景勝
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