更新日:2020年02月03日
景勝である。
幕末志士の高杉晋作が言葉(下の句は野村望東尼)
「おもしろきこともなき世を面白く /すみなしものは心なりけり」
「心のありようで世界は面白くもなるしつまらなくもなる」という意味である。
単純明快でありながら物事の本質を突いた奥の深い言葉であるな…。
今年の冬は全国各地の暖冬、そして雪国では記録的な小雪と、特に雪を使った語録施設、雪まつりを開催する雪国にとっては苦慮する冬となってしまった。
そして雪無しのまま迎えた、我が上越での代表的な冬の祭りのひとつであるレルヒ祭。
雪ありきの催しはことごとく中止。仕方もあるまい。
しかしながら、我らの舞台には例年と比べてそうまでも減らぬ客人が参陣してくれた…!
有難いことである。
勿論恒例の一本杖スキーの披露は雪が無くては出来ぬ。
代わりに舞台上での一本杖スキーの詳しき説明、歴史などを紹介するものとなった。
こういった詳細は例年では聞くことがなかったので良き、機会となったと思う。
さて、舞台終了後、通常であれば「げれんで」となっておる金谷山の斜面であるが、今年は雪無しで正に「丘」。
お子達や家族連れが坂で戯れておる。
という事で我らも登る。
これは良い景色…。
足腰鍛錬にも良い。
登るだけでも楽しかったぞよ。
いずれ雪が降らぬ冬が当たり前となってしまう世が来るかもしれん。
その時は「金谷山を駆け上がれ!レルヒ流 軍式徒競走!」などの催しをしてはどうか?
これは正に「おもしろきこともなき世を面白く /すみなしものは心なりけり」。
雪がなければ、雪が無い冬でも楽しきものをやればよい。
まぁ…しかし来年は降ってほしいものだ。
カテゴリ:上杉景勝,上杉武録 / 更新日:2020年02月03日 / 投稿者:景勝
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