更新日:2020年01月19日
景勝である。
1月も半ば過ぎ。1月15日といえば小正月。
この越後では代表的な小正月行事といえばやはり「賽の神・どんど焼き」であろう。
『雪原の上に藁やカヤなどで大きなやぐらを作り、それを燃やして豊作や無病息災を祈る永き歴史を持つ冬の民俗行事である。
門松やしめ縄などの正月飾りも一緒に燃やし、火が勢いよく高く燃え上がると良いとされている。』
…というものであるが、これが日ノ本各地で名前が大きく異なる不思議な行事でもある。
調べてみたところ、
…と、数えきれん程の呼び名があるらしい。
この越後上越付近では「どんど焼き」「賽の神」が一般的に聞く名称であるが、皆の地域ではなんと呼ぶのであろうか?
さて、我らがこれに関わる出陣といえば今年で3年目になる
妙高杉野沢にて開催「ダイナマイトカーニバル」である。
今年は数十年間でも異例の小雪でこの越後内でもスキー場や温泉宿などが苦慮しているとの事。
正に雪国は雪と共存しているという事が身に染みるのぅ…。
杉野沢では例年に比べれば非常にうっすい雪ではあるが、なんとかスキー場は稼働できるほどの雪量があったぞ。
賽の神に点火する火は松明滑走しながら山からおろしてくるという演出。
その火を地元の子供たちが櫓まで運ぶ。
今年は初めて我らもその役目を担う。
そして点火!
松明の火が少々弱めでなかなか最初はつきにくかったが、一度ついてしまえばこの勢い。
火の力は恐ろしくもあり、偉大でもあるな。
(この季節、火災にも気を付けよ)
このどんど焼きにおいては火の勢いによりその年の運勢を占うもの。
此度はなかなか良き勢いであったぞ!期待できるのぅ。
さて、ここからが…!
皆の出番!
日ノ本各地に残るこの風習だが、越後のみ…?となされるのが
スルメを焼く事である!
櫓が崩れた後は一斉に。
槍の如く、スルメを付けた竿を持つ客人が火に突撃。
小正月らしい良き光景ではないか。
この火で炙ったスルメを食えば一年無病息災と言われる。
我らは毎年見るだけだからな…
もし来年あればわしもスルメ焼きに参戦致そうかのぅ…
カテゴリ:上杉景勝,上杉武録 / 更新日:2020年01月19日 / 投稿者:景勝
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