武将隊ブログ

▲勝武-363戦目-2019年 武録始め『謹賀新年』

更新日:2019年01月04日

皆の者!新年!明けまして御目出とう御座る!

いよいよ新たな年が始まったな。

しかも今年は新天皇の御即位、それに伴う改元と正に歴史の節目の年。

因みに戦国の世では天皇の即位の他、戦乱の災異による改元が多かったのだ。

この景勝が生まれた1555年は改元されたばかりの「弘治」元年。

その僅か3年後に正親町天皇御即位により「永禄」に改元。

それからわしが没する1623年までの間に「元亀」「天正」「文禄」「慶長」「元和」と…実に計七つの元号の時代を生きたわけだ。

今や利便性の点から西暦を使うことが多いが、

645年「大化の改新」より始まったこの日本独自の元号…。遡って調べてみるとなかなか面白いぞ。

 

さて、3日より我ら武将隊の出陣始めとして、ここ数年恒例となっている春日山神社参拝・初詣のお客人へのおもてなし、そして上越妙高駅での帰省客のお見送り、お出迎え。午後には物産センターにおいての演武始めと、なかなか濃い一日を過ごさせて頂いた。

残念ながら今年は二隊に分けての行軍となったので春日山神社で全軍揃うての顔見せは出来なんだが、今年初の春日山城・春日山神社にご挨拶することが出来てよかった。雪の量は並み~小雪と言ったところか。

正月になるとあちこちから聞こえてくる音楽といえば宮城道雄氏作曲「春の海」

此度はこの音に合わせての正月の舞。なかなか乙な雰囲気を感じられたのではないかな。

 

さて、もう一つ。

今年は亥。猪の年。わしが初期の頃に身に着けていた卍の前立て。

卍の下に彫られているのは正にイノシシ。猪は多くの武将が崇拝した仏教の守護神「摩利支天」の乗り物であり、この前立てでは摩利支天そのものを表している。

摩利支天は陽炎を神格したものであり、「陽炎は実体がないので傷つかない」という事から戦に出る武将たちは摩利支天に肖った。というわけである。

猪と摩利支天の関係性から猪年の守り神は摩利支天!という事らしい。

摩利支天は開運・厄除けの力が特に強いとされる。

わしも今一度、摩利支天の力を取り入れこの新たな年を戦って参ろうか…!

因みに現在、主に使っている向鳳凰の前立てにも勝軍地蔵・摩利支尊天・不動明王・日天・愛染明王・弁才天・飯縄大明神の文字が刻まれている。

神の御加護が大好きな景勝であった。

 

それでは皆、今年も宜しくのぅ!

カテゴリ:上杉景勝,上杉武録 / 更新日:2019年01月04日 / 投稿者:景勝

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